みなさん、はじめまして。
現在、東北大学経済学部三年のピュアトトロ(@totoro_68)がお送り致します。
- 現在就活中の22年卒
- 夏インターンは三社ほど参加
近年、インターンシップの重要性は上昇してきているために参加を検討している就活生もおおいのではないでしょうか?
結論から申し上げますとこのインターンシップ選考は想像以上に過酷なものになります。

どうして大変なの…?あまり実感が湧かないんだけど…
この記事ではインターンシップ選考の厳しさについてお伝えしていきたいと思います。
- インターンを受けようとしている
- インターンの選考がどのようなものか気になる
インターンシップ選考フロー
まず、インターンシップの選考フローをご紹介します。
これらのフローは企業によって短縮されることもありますが、基本的に有名で人気で倍率の高いインターンシップにおいては沢山の選考フローが組み込まれます。
- 書類選考
- ES(エントリーシート)、応募アンケート
- 学力調査・適性診断
- Webテスト、玉手箱、GAP、CAB、SPI、GPS
- 一次面接
- 個人面接、集団面接、インタビュー選考、GD(グループディスカッション)
- 最終面接
- 通過すれば、インターンに参加出来ます。
だいたい大枠はこんな感じになります。
ES(エントリーシート)
インターンの選考の第一段階は書類選考のひとつであるES(エントリーシート)選考になります。
ESはほとんどの企業で学生時代に頑張ったこと、志望動機、自己PRなどが問われます。
このES作成にかなりの時間がかかります
基本的に1エントリーに対して1500文字~5000文字書く必要があります。私は志望動機だけで2000字以内で指定を受けたESもありました。
もちろん気を抜いて提出すればいとも簡単に落ちるので、気合を入れてESを作成する必要があります。
ES作成は構成を練ったり自分の経験を深堀したりするので、ESに5時間~6時間かかることも普通です。
実際にインターンで求められた設問の例です。
- あなたが雑誌のコラムを書くことになりました。テーマを自分で好きに決めて、自由に書いてください。(400字以上600字以内)
- 生きる意味とは何ですか?あなた自身の考えを自由に述べて下さい。(500文字)
- あなたは商品を打ち出すことになりました。このパッケージを考えるとするならばあなたはどうしますか?あなたなりのアイデアを教えてください。(500字以内)
- 弊社の運営に関しての問題点を探し出してあなたなりの解決策を打ち出してください。(500字以内)

こんなの言われてもわかんねぇよ!
と苦戦を強いられる就活生は沢山います。
学生が苦戦しがちな期末レポートよりも多い文字数が課されるので精神的、肉体的疲労を感じやすいです。
未準備段階での選考
インターンの選考で必要な準備は思っている以上に沢山あります。
- ESの書き方
- 自己分析
- 学力Webテスト対策
- GD選考通過基準の把握
- 業界研究
- 就活の軸形成
今まで、部活サークルアルバイトなど一生懸命大学生活を送ってきている就活生が三年生6月の段階で選考対策が完璧であるはずがないのです。
1・2年で就活の準備しとけなんて誰も助言してくれないことがほとんどなので。。
いざインターンシップの選考が開始されて、ESをはじめとする本格的な選考が課されて

インターンってこんなに本格的な選考があるの?
と驚いてしまうのです。
就活生は気持ちに余裕がないままインターン選考に臨まなければならず、精神的に追い込まれます。
Webテスト
基本的にWebテストはES通過後面接前に課されます。このWebテストを通過しなければ、面接に辿り着くことは出来ないです。
SPI、性格適性診断、GPS、CABなど、Webテストの種類はさまざまです。
油断して対策を怠っていると勉強に自信のある高学歴の学生でも簡単に落とされます。
文章題、損益計算、追い掛け算など小学生高学年~中学の問題が出題されるので、大学受験のための知識では通用しない可能性が高いのです。
就活道具・服装
インターン選考にも実はバック、ネクタイ、スーツ準備が必要で、バックや髪の黒染めなどなど。。。

就活解禁までまだ時間あるから大丈夫だよね
と準備できていない就活生がおおくいるのではないかと感じています。
筆者も実際に人生で初めての面接前日、面接にリュックサックで行くことがタブーであることが判明しました。気付いた時にはもう遅かったのです…
結局、リュックサックで行かざるを得ずに面接自体以外の不安も抱えて面接に挑み、精神的に辛いものがありました。(しっかりと落とされました。笑)
本選考では出来ているはずの準備も早い時期でのインターン選考では出来ていないこともありえるのです。
自己分析
三年の6月の時点で自己分析が出来ている就活生もほとんどいないです。
ES(エントリーシート)では仕事に対する考え方、性格的特徴、過去について聞かれることがおおいのでESを書くためには自己分析が不可欠です。
自己分析が出来ていれば、自然と面接においても流暢に自分の強みや考えを述べることが出来るようになってきます。
今まで過ごしてきた学生生活・人生経験を振り返って得意なことや好きなことを理解して深堀りをしていく上で、本当に自分がやりたい仕事が見えてくるのです。
このようにインターンシップ選考には準備が不十分なまま選考に参加しなくてはならない辛さがあるのです。
選考本格化時期がテスト期間と被る
インターンシップ選考対策に追われている中で、追い打ちをかけるように期末テストまたは期末レポート作成期間が訪れます。
日系企業のインターンシップは7月中旬~8月にES提出締切及び最終選考(面接)が本格化するため、テスト週及び期末テスト期間とインターン選考のピークが被ります。
特に忙しく単位取得が大変である3年のテスト期間に、選考が重なれば時間的にも精神的にも追い込まれてしまいます。
重要度がそこまで高くない
インターンシップに参加しなくても本選考で通れば結果オーライとなりますので、本選考と比べてインターンの重要度はそこまで高くはありません。
本選考は内定が決まれば就活から解放されるために選考に対するモチベーションはそれなりにあります。
これに対してインターンシップは就活の序章の準備段階に過ぎません。インターンシップは選考に有利になる可能性も高いですが内定が確定する訳ではないのです。
インターンシップの内容自体も実際に参加してみなければ、自分にとって有意義なインターンシップであるかは不明です。
インターンシップの重要度が高くないので、モチベーションを保つのが難しいのです。
インターンへの選考に沢山の労力と時間を割かなくてはいけないので、途中で挫折してしまいやすいことも特徴になります。
非常に高い倍率
募集定員が数名である極小のインターンシップも沢山あるため、インターンの選考は本選考よりも厳しい(合格しにくい)と言われています。
大手有名企業や有給インターンであればその倍率は100~400倍となって本選考以上に熾烈な争いになります。
選考の形式はES→筆記試験→GD(グループディスカッション)→一次面接→最終面接と最大5段階まで組まれます。
たとえ、筆者が受けたあるインターンの最終選考においても推定倍率5倍を超える企業もありました。これを知った時は流石に絶望しましたね。笑
セミナーで交流してくださった先輩にも

インターン選考は落ちて当たり前
と言われたほどです。
当然、倍率が高ければ沢山の応募をしなければなりません。
インターンの選考通過率は平均10%程度と言われているので、5社のインターンに参加したい学生は50社エントリーしなければならない計算になります。
1社にかける時間も5時間~6時間程かかるので、50社も応募すれば当然6月7月は就職活動の予定で埋まります。
筆者は毎日ESを提出して毎日ESに落ちるといった感覚でした。選考に落とされれば自分の今までの人生を全否定されたような絶望的な気持ちに苛まれます。
選考に沢山の労力と時間を割いているのに、選考に通過して実際に参加出来る確率はとても低いという現実が就活生にとってはきつく感じられるのです。
最後に
いかがだったでしょうか?
この記事ではインターンシップ選考が大変である理由についてお伝えしてきました。
22卒及び23卒はコロナ渦における大逆境就活が予想されますが、自分たちに出来ることを探して一緒に頑張っていきましょう💦
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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