みなさん、はじめまして。
現在、東北大学経済学部四年ピュアトトロ(@totoro_68)がお送り致します。
- 東北大学経済学部在学中
- 駿台京都南校で一年間の浪人を経験
関西圏の高校から東北大学への進学を選んだ理由については以下の記事に詳しく記載してあります。
↓↓関西から東北大学 進学理由↓↓
みなさんは”浪人”に対してどのようなイメージを持っていますか?

浪人で成績が上がるから落ちても浪人すればいいよね
私自身、このように”浪人”に対して楽観的で前向きな考えを持っている受験生及び大学生がおおいと感じています。
浪人はつらいです。きついです。地獄です。
中途半端な気持ちで浪人をすれば必ず後悔することになります。
絶対に辞めておくべきです。
この記事では浪人経験者である僕が浪人生が辛い本当の理由についてお伝えしていきたいと思います。
- 浪人をしようか迷っている
- 浪人も視野に入れて受験勉強をしている
- 浪人中
最終更新日:2021年7月5日
才能の限界
浪人生は現役生と比べて自分の才能の限界に気付かされます。
現役生はD判定やE判定のような悪い判定が出ても

勉強すれば成績が上がる
と本人が伸びしろを感じているために合格の希望をもって勉強に励むことができます。
現役生は比較的モチベーションを保ちやすいです。
しかし、浪人生はそうはいきません。
浪人生はいくら努力して勉強しようとも成績の伸びに限界があるため、勉強しても成績に反映されにくい傾向があります。
さらに、浪人生の判定は秋以降、非常に下がりやすくなります。
筆者も浪人の9月まで第一志望A判定を保ち続けていましたが、秋以降の模試はC判定に急降下しました。

なんで下がってるの…こんだけ勉強してきたのに…
↓↓浪人 伸びない原因↓↓
浪人生は現役時よりも志望校を高めに設定するので、普通は合格県内に成績が届きません。努力して勉強をし続けてもです。
実際、僕の京大文系集中コースでは初めは43名の浪人生が在籍していましたが、京大に合格したのはたった7名でした。

努力はしてきたのに…もうどうしていいのか分からない
浪人生は自分の才能の限界を知ってしまい、合格への希望を失いやすいです。
これは辛いですよね。
浪人生 秋
モチベーション
浪人生は現役の勉強に加えて1年間長く勉強するため、勉強に“飽き”や“疲れ”が出てきます。
筆者は模試結果で現実を突きつけられてから、モチベーションが激減しショックで勉強に手が付かない日々が続きました。

自分は何か間違ったことをしてきたのか?
現実逃避をし続け、5時間YouTube観賞をぶっ通してしまったこともありました。

このまま勉強をし続けることに意味はあるのだろうか?
ずっと考えても考えても答えは見つからないままでした。
ただでさえ浪人生は勉強に対する疲れや飽きがきているのです。
それに加えて浪人生は勉強の成果が表れないため、モチベーションを保つことは非常に難しくなります。
罪悪感
浪人生は罪悪感と常に向き合うことを強いられます。
現役生は勉強をしなくても高校生です。若くてキラキラした希望に満ちた高校生です。
これに対して浪人生は勉強をしなければ「ただのニート」です。
浪人生は現実逃避して勉強をしなければ半端ない罪悪感が襲ってきます。
しかし、勉強に対する意欲を失った状態でも浪人生は勉強し続けるしかないのです。
空白の1年
現役で大学に進学した同級生たちは受験の苦しさなど忘れ、バイト、サークル、旅行、恋愛など大学生特有の有意義な社会経験を積んでいます。
これに対して浪人生は俗世を離れ、勉強をするだけの1年を過ごすことになります。
家族としか会話を交わさない日が積み重なって孤独感は募っていきます。
社会的に死んだ空白の1年間を過ごす虚無感は想像を絶するものです。
特に筆者は大学に進学した友達の充実したSNS投稿をみてしまった時、とてもつらい思いをしました。

はぁ…自分何してんだろ…
しかし、浪人生はそこで落ち込んでなんかいられません。現実逃避をすればするほど、成績は下がって不合格へと近づくのは確実です。
辛い現実から逃れるには勉強するしかないのです。
プレッシャー
浪人生の受験に対する精神的負担は現役生の何倍、何十倍にも膨れ上がります。
青春と言われる10代のうちの貴重な1年間を志望校合格の為に捧げている浪人生にとって、第一志望不合格は人生の終わりを意味します。
1年間合格のためにやってきたという自分自身の努力がそのまま受験へのプレッシャーへと変化し、自分を容赦なく痛みつけます。
さらに、浪人生は親に迷惑をかけてしまっている申し訳なさも加わります。そのため親の応援でさえもプレッシャーになりえます。
周囲の応援や母の「いってらっしゃい」の声掛けですら自分の不甲斐なさや情けなさを再燃させ、自分を精神的に追い込んでいくのです。
莫大なお金
浪人には沢山のお金が必要となるため、親に金銭面での負担をかけてしまっている罪悪感も募っていきます。
さらに自己負担となれば浪人中にアルバイトをして稼ぐ必要が出てきて体力的にも精神的にも辛い浪人生活になります。
全部合わせると年間約100-120万円になると言われています
https://blog.senseiplace.com/rounin-pain/
ちなみに、筆者は浪人によって約200万円費やしています。
この細かい内訳と共に浪人生の支出について説明していきます。
大手予備校
大手予備校(駿台・河合・代ゼミ)は通年の申し込みの費用として約800,000円が必要になります。
僕が在籍していた駿台予備校スーパー京大文系コースは83,5000円でした。
また、大手予備校では夏休み、冬休みも夏期講習、センター二次直前講習で追加料金が発生します。
- 夏期講習 7万円×5講座=35万円
- 冬期講習 7万円×3講座=21万円
- 直前講習 2万円×3講座= 6万円
↓↓予備校 存在意義↓↓
↓↓予備校 夏期講習↓↓

こんなお金払いたくないよなぁ…
受験料+受験関連費
浪人生は滑り止め受験もおおいので現役と比べて受験料も多くかかる傾向があります。
また、受験料のみならず受験会場までの交通費、宿泊費もかかります。
- センター試験受講料 18,000円
- 私立大学受験料 約15万円
- 東北大学受験料 約2万円
- 受験時交通費(東京・仙台) 約10万円
- 受験時宿泊費(東京・仙台) 約10万円
その他
実家から予備校までの交通費、参考書代などもかかります。
- 通学定期 約12万円
- 参考書代 約 2万円
実家から通える距離に大手予備校がない場合は寮生活になるため、その料金も追加で必要になります。
さらに浪人生は現役生と比べて、浪人した分だけ社会人になって稼ぎ始める時期が遅れます。
1年間(1浪の場合)分の大学卒初年度の平均年収分(約400万)も費用の負担と考えるべきかもしれません。
まとめ
この記事では浪人は辛い!浪人は地獄だ!と主張すると共にこの理由についてお伝えしました。
- 才能の限界を感じる
- モチベーションがなくなる
- 罪悪感を感じる
- 空白の1年を過ごすことになる
- プレッシャーを感じる
- 沢山のお金がかかる
確かに、浪人は地獄のように辛い日々でした。
しかし、私は浪人してよかったと思っています。浪人したことに後悔はありません。
この理由については以下の記事に詳しく記載しています。
↓↓ 浪人するメリット ↓↓
最後まで御覧いただきありがとうございました。