浪人生のみなさん、はじめまして、お疲れ様です。
現在、東北大学経済学部三年のピュアトトロ(@tohoku_68)がお送り致します。
ここで軽く自己紹介をさせてください。筆者も浪人を経験していますので、浪人の経験を元に話させていただきたいと思います。
筆者(ピュアトトロ)の大学受験における軌跡
- 大阪大学 A判定(現役10月)
- 京都大学に志望校変更(1月)
- 京都大学 不合格(3月)
- 大手予備校 入学(4月)
- 京都大学 A判定 (4月~8月)
- 京都大学 C判定(10月)
- 東北大学 進学決定(2月)
また、関西出身の筆者が東北大を進学することになったのか気になる方はこちらの記事を参照にしてみてください。
では、本題に参りましょう。この記事をご覧になってくれてる方は予備校に通うことに嫌気が指している浪人生だと思います。

予備校って意味あるの?
予備校にもう行きたくない!やめてやる!と意気込んでいると思います。
ぶっちゃけ、予備校を辞めることはおすすめしないです。
この記事では(1)浪人生が予備校を辞めたいと感じる理由(2)予備校に通い続けるべき理由についてお伝えしていきたいと思います。
浪人生が予備校を辞めたい理由
では、浪人生はどうして予備校を辞めたくなるのでしょうか?
まずは浪人生が予備校に行きたくなくなる理由についてお伝えしていきます。
授業についていけない
まず予備校の授業についていけないことが原因として挙げられます。
集団の講義になるので授業のペースが自分に合わないことは当然あり得ます。一度の遅れを取り戻すためには沢山の時間と手間がかかって、それが精神的負担になりえます。
予備校に通っているうちは講師に質問することが出来ます。授業に付いていけていないと感じたなら、講師に質問して疑問解消に努めることをおすすめします。
莫大な費用がかかってくる
浪人生は予備校の年間授業料だけでも50万円~90万円が必要になります。しかしながら、この額はあくまで基本授業料になります。
これに春期講習、夏期講習、冬期講習、直前対策講座などを加算すると、年間で約100万円前後の費用が必要になってきます。
筆者も浪人して予備校に100万以上を費やしています。これだけ莫大な金額を払うほどの価値はないと思ってしまう浪人生もいるでしょう。
自分のペースで勉強出来ない
予備校に在籍していると毎日の授業、模試、夏期講習、冬期講習などがスケジュールに組み込まれるため、自分のペースで勉強をしにくいことがあります。
授業を受けることになれば、予習や復習も必要になります。
予備校を辞めれば、完全に自分がしたいだけの勉強に沢山の時間を割くこと出来ます。
筆者の予備校はとにかく沢山の模試がありました。正直そんな模試いらないんですよね。笑 模試のアウトプットより自分で勉強していきたい気持ちが強かったです。
人間関係に悩まされる
人間関係も予備校を辞めたいと感じる理由のひとつとして考えられます。
予備校に入れば友達を作って、モチベーションを保てるなど利点も生まれます。
詳しく知りたい方はこの記事をどうぞ【浪人生は友達を作らない方がいいの?】メリットとデメリット教えます!
しかし、予備校に通っていれば人間関係の問題が発生する危険もあります。一緒に勉強や登校をする学生や担任の講師等とうまくいかないことはあるかもしれません。
僕も一緒に登校していたメンバーの一人と非常に仲が悪かったため、登校する度に嫌悪感を抱いていました。結果、勉強の妨げになってしまっていました。
浪人の本当の目的は友達を作ることではないので、人間関係が勉強の妨げになるのなら関係を断ち切って勉強に集中することをおすすめします。
予備校をやめるべきでない理由
ここまで予備校を辞めたいと感じる理由についてお伝えしていきました。
何度も繰り返してお伝えしますが、予備校は辞めずに続けるべきだと主張します。
浪人生のほとんどは予備校に通っていますし、予備校を行かず宅浪する浪人生は少なく、宅浪に関しては厳しい意見は多いのが現状です。
本当に宅浪はやめとけと声を大にして言いたい
— 上杉風多浪 (@takuro_is_God) August 11, 2020
あんなん1年続けるとか頭おかしいて
みなさんの中で予備校に辞めたい理由として「面倒くさい」気持ちが非常に大きいのではないでしょうか?
予備校であれ、宅浪であれ“浪人は辛い”現状は変わることがないです。
この辛さから逃げていては合格することは出来ないですし、この先もずっと目の前の困難から逃げていく人生になりますよ。
ここからは予備校を辞めるべきでない理由(宅浪のデメリット)についてお伝えしていきます。
モチベーションを保てなくなる
予備校には浪人生が勉強のモチベーションを保てる最高の環境が備わっています。
予備校ならではの恩恵
- 毎日の授業を受講
- 友達と切磋琢磨
- 友達と息抜き
- 自習室の利用
予備校を辞めてしまえば、これらの予備校のありがたい環境を失うことになります。
宅浪になった感想は「宅浪はやめとけ」ですね、強い意志がないと勉強すら出来ない日が出てくる
— おもて (@omote2580) August 13, 2019
あなたはこの悲惨な現状で孤独に耐え、勉強に励み続けることが出来ますか?
情報を収集することが難しくなる
予備校を辞めると友達や講師との繋がりがなくなるので、受験の情報を集めにくくなっていきます。
予備校には過去問含めた大学の入試の出題傾向など有能なデータを持っているため、予備校生は情報を手に入れることが出来ます。
宅浪生は入試の志願状況や出題傾向を把握しにくい点においても不利になりえます。宅浪生はたったひとりで自発的に情報を集めていく必要があるのです。
計画力と自制心が必要となる
予備校では通常授業の他にも夏期講習、冬期講習、直前講習などがカリキュラムに組まれています。したがって、予備校に従っていればある程度成績は伸びてきます。
しかし、宅浪はすべて自分自身で浪人1年間の計画を立て実行していく計画力と自制心が必要となります。
また宅浪生は毎日予備校に通うルーティーンがなくなるため、生活リズムを保つことが難しくなってきます。昼夜逆転になりえます。

おれは意識が高いから大丈夫だ
ぶっちゃけ高い管理能力と自制心が備わっている受験生はそもそも浪人はしないです。
本人は勉強してきたつもりかもしれません。しかし、それは学校や予備校の管理に支えられてきたからだと思います。
予備校の管理なしで規則正しい生活リズムを保ち、1年間勉強をし続けることが本当に出来ますか?
精神的負担が大きくなる
ただでさえ浪人生はメンタルを崩しやすいです。
予備校でも最もつらくなる秋頃になれば、自習室で突然発狂し始める浪人生が出てくるほどです。それだけ浪人は辛いものなのです。
[link url=”https://www.totoro-wing-586.com/entry/rounin-demerit/”]予備校を辞めて宅浪ともなれば、外に出て息抜きすることをしなくなります。辛い気持ちを共有しあう友達もいなくなります。宅浪生は孤独との戦いです。
当然、浪人の辛さは予備校を辞めた方が大きくなります。
あなたはこの精神的苦痛に耐えることが出来ますか?
質問する相手がいなくなる
宅浪生は予備校の教師に質問出来なくなってしまうため、質問する相手を見つけることは非常に困難になります。
高校の担任の先生に聞きにいく方法もありますが、聞きづらいですよね?
質問をして自分の疑問を解消することが難しくなるので、分からない問題を放置してしまいがちになります。この結果、当然成績は伸び悩んでしまいます。
最後に
いかがだったでしょうか?
この記事では予備校を辞めたいと思っている浪人生向けに予備校に通い続けるべき理由を中心にお話ししていきました。
浪人生が予備校を辞めたいと感じる理由として
(1)授業についていけない(2)莫大な費用が掛かる(3)自分のペースで勉強出来ない(4)人間関係に悩まされることになる の4点をお伝えしました。
さらに、予備校を辞めない方がいい理由として
(1)モチベーションを保てなくなる(2)情報収集が難しくなる(3)計画力と自制心が必要となる(4)精神的負担が大きくなる(5)質問する相手がいなくなる の5点をお伝えしました。
浪人は人生で一番辛い時期なのだと思って頑張ってください。応援しています。
どうしても予備校を辞めたいのなら

どうしても辞めてしまいたい
どうしても予備校を辞めたいのであれば、通信教材「スタディサプリ」をおすすめします。低価格で効率よく成績を上げたい浪人生にぴったりです。
予備校を辞めたとしてもこのスタディサプリを上手いこと併用できれば、夏期講習、冬期講習などのお金を削減でき、必要最小限の金額に収めることができます。
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ちなみに最初の二週間は無料体験ができます。

最後まで御覧いただきありがとうございました。