受験生または浪人生のみなさん、はじめまして。
現在、東北大学経済学部四年のピュアトトロ(@totoro_68)がお送り致します。
- 現役時代は京都大学に不合格
- 1年の浪人生活を経て東北大学に合格
関西から東北大学に進学した理由については以下の記事に詳しく記載してあります。
それでは本題に参ります。
- 浪人生は秋に現役生に抜かされる
- 浪人生は秋に偏差値が下がる
- 浪人生は秋に成績が伸びない
これらの定説は残念ながらほぼ真実です。
筆者は浪人中も真面目に勉強に取り組んでいましたが、浪人の秋に成績が急降下しました。
筆者の浪人友達も必死に勉強をしていましたが、秋に成績は下降していました。

勉強時間が沢山ある浪人生がなぜ抜かされるの⁉
この記事では筆者の浪人体験も元にして浪人生が秋に成績が伸び悩む原因について詳しくお伝えしていきます。
- 浪人をするか迷っている
- 現役生が伸びる理由が気になる
- 浪人生が伸びない原因を知りたい
既習範囲がある
まず、現役生と浪人生の大きな違いは既習範囲の有無です。
現役生は以下のように未習の範囲や分野が沢山あります。
文系
- 理科基礎(地学基礎・化学基礎・生物基礎・物理基礎)
- 社会(日本史・世界史・地理)
理系
- 数学Ⅲ
- 理科(化学・物理)
- 社会(日本史・世界史・地理)
公立高校ではセンター直前(12月)にようやく大学受験の範囲が終わります。
浪人生は夏以降に得意科目を伸ばしたり、苦手科目を克服しているのに対して、現役生は夏以降に習っていない分野における新規学習に努めています。
このため公立高校の現役生は夏の時点では模試では本来の実力より厳しい判定がでますが、未習範囲が沢山ある受験生の伸びしろが大きいことは確かです。
秋以降、現役生の未習範囲分が少なくなっていき遅れを取り戻せるため、浪人生は現役生に抜かされるのです。
油断がある
浪人生は現役生より受験勉強に費やしている時間が長いです。さらに現役生には未習範囲があります。このため浪人生は夏までの模試の判定は比較的いい結果になります。
現役生が本気を出す夏に、浪人生が必至で学力の底上げを求められている夏に

この前の模試A判定だったから大丈夫
と気が緩みがちになってしまいます。
夏に勉強を疎かにしてしまった結果が秋以降の模試に反映されていくのです。
モチベーションが低下する
現役生は模試結果が悪かったとしても現役生であるからと言い訳が出来るのでモチベーションをある程度は保つことが出来ます。

まだ習っていない範囲があったからね
成績がまだまだ上がる見込みを感じられるために、勉強に対してのモチベーションを保つことが出来ます。

苦手箇所を克服して成績上げてやる!
模試結果の原因を突き止めて弱点に対する対策によって改善していける前向きな心理状態に持って行くことが出来ます。
しかし、浪人生は苦手分野の克服などこれまでに取り組んだつもりでいるのです。今まで必死に勉強に頑張ってきた結果、悪い判定が出てしまえば

もう勉強し続けても無駄なんじゃないか?
と勉強する意味が見出せなくなります。
浪人生は秋以降、苦手を克服して成績を上げる前向きな感情が湧きにくくなるためにモチベーションが低下します。
時が経つと共に記憶が薄れる
当たり前ですが、時間が経てば記憶がどんどん薄れていきます。
そのため、何も勉強をしていないと成績はみるみる下がっていきます。
特に浪人生はセンター試験二次試験で頻出する大切な内容は現役の時に触れているので「もうそこはやったから」と疎かにして出題頻度の低い箇所に取り組みがちです。
結果的に重要な要点などが抜けてしまって勉強したつもりだったのに現役よりも点数が下がってしまう危険性が高くなっています。
僕は浪人時に日本史の二次試験対策をやっていたこと、現役時に日本史で86点を取れていたことから油断して、日本史のセンター対策をまったくやっていませんでした。
すると、まさかの現役よりも4点低い82点。。。
1年間勉強して、点数が下がる何ともマヌケな結果になりました。。笑
浪人の秋は頻出の問題などを勉強している現役生は確実に正答できるのに対して、浪人生は時間と共に忘れ始める傾向が見られます。
恋愛を始める
秋になれば恋人を作る浪人生が現れ始めます。
気温が下がって人肌が恋しくなり、受験への不安を埋めようとするからと筆者は推測しています。
しかし、受験時に付き合い始めると相手の事が頭から離れなります。そして勉強に集中できなくなります。
このようにしてほとんどの浪人生は浪人に失敗してしまいます。
浪人が終わればお互い疎遠になるので、受験だけでなくて恋も終わってしまいます。
恋愛は大学に入ってからいくらでもできるので、浪人本来の目的を忘れずに勉強に集中することをおすすめします。
↓↓ 浪人生 恋愛 ↓↓
疲れる
現役生より1年間長く受験勉強を続けている浪人生にとって、浪人の秋は最も勉強に疲れてくる時期です。勉強に集中し続けることがより一層難しくなります。
現役生はまだ新鮮な気持ちを持ちながら受験勉強に取り組めますが、浪人生は勉強に対して新鮮味を感じられないため受験勉強に飽きてしまう傾向が見られます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では浪人生の成績が秋に現役生に抜かされる原因についてお伝えしました。
- 既習範囲の存在
- 油断
- モチベーション
- 学力が落ちる
- 恋愛
- 疲れる
浪人生が一番辛いのは秋なので秋を乗り越えることができれば、精神的には幾分か楽になります。浪人の秋を何とか自分なりの方法を模索して乗りきってください。
↓↓ 浪人生 秋 ↓↓
最後まで御覧いただきありがとうございました。